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40代は体に悩みがでてくる年代でもあります。そのひとつに「生理周期が短い」というものがあります。たとえば30日周期だった方は25日周期になる、といった変化が起きます。


しばらくすると、短い生理周期が今度は閉経に向けて生理の間隔が長くなります。そして40日周期、60日周期と数ヶ月に1度しか生理がこなくなり、最終的には閉経を迎えます。


生理周期が短くなったということは「更年期」が考えられます。更年期は45歳~55歳の10年間を指し、その間に閉経が訪れます。症状が軽い方もいれば思い方もいますが、女性なら避けては通れないものです。


2016-03-27_191658なぜ更年期になると生理周期が乱れるの?

更年期に生理周期が乱れ始めるのは、女性の卵巣機能の低下が原因です。女性は生まれた時から、卵巣内に一生分の「卵胞細胞」を持っています。この卵胞細胞から卵子がつくられ、毎月の生理を起こします。卵巣細胞は生まれた瞬間から減り始め30歳頃からゆるやかに機能が低下していきます。


卵巣機能が低下すると、卵胞の成長を促す「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が減るため、これまでの規則正しい生理周期を維持できなくなります。


そして50歳を過ぎた頃には卵巣の中にこの「卵胞」がなくなってしまいます。これは同時に女性ホルモンが作られなくなると言うことも意味します。


女性ホルモンが作られなくなると、子宮の内面を被っている内膜(子宮内膜)も成長しなくなるので月に一度剥がれ落ちる必要がなくなり、生理時の経血量も減るので生理の持続期間が短くなっていきます。


2016-03-27_191658カラダに起こる症状は?

生理周期が乱れて最後は「閉経」を迎えます。ただ、閉経を迎えるだけなら更年期障害は起きません。更年期障害が起きてしまう原因は「生命を維持させようとする人間のチカラ」です。これを恒常性の維持(ホメオスタシス)と呼びます。


ホメオスタシスとは、体温や血圧、体液の浸透圧やpHなどをはじめ、病原微生物やウイルスといった異物(非自己)の排除、創傷の修復など生体機能全般に及びます。


更年期障害もこれに当たります。卵巣機能の衰えにより「エストロゲン」の分泌が減少すると、これを何とか回復させようとして視床下部からエストロゲンを作るように信号を送ります。しかし、卵巣機能が衰えているのでエストロゲンは作れません。


視床下部がいくら命令を出しても反応しないため、過剰に信号を送り続けます。この時、刺激ホルモンも分泌されるのでカラダはアンバランスな状態になってしまいます。これら一連の作用が更年期障害の症状を引き起こす原因なのです。


人間の素晴らしいチカラが時としてマイナスに働いてしまうこともあるのです。


2016-03-27_191658こんな時は受診しましょう

更年期に入っても生理が月に何回もくる、生理周期の乱れとともに、長い期間ダラダラと出血が続くような場合は不正出血を疑いましょう。また、経血量がしだいに増えたり、レバーのような塊が混じる時は要注意です。


子宮筋腫や子宮内膜症、子宮体がんの可能性もあります。更年期は生理周期が乱れていることが多いので判断が難しいですが、そのままにしないで早めに婦人科を受診するようにしましょう。