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閉経をはさんだ10年間を「更年期」と言い、この時期になるとカラダのあちこちに変調をきたします。更年期障害の症状の現れ方には個人差があり、軽い人もいれば生活に支障が出るほどの人もいます。


更年期障害には、めまい、ほてり、腰痛、関節痛、イライラ、不眠など、さまざまな症状があります。症状が軽い人は自宅で食生活の見直しやストレス発散、サプリメント等のセルフケアで様子を見ても良いと思います。


しかし、「症状が重い、長く続く」と、言った場合はセルフケアでは難しいと思われますので、このような場合は病院を受診し相談することをおすすめします。


病院での更年期障害の主な治療法は以下の通りです。


2016-03-27_191658ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法(HRT)とは、閉経前後に体内で不足してきた女性ホルモン「エストロゲン」を、飲み薬や貼り薬で補充する療法です。エストロゲンを補充することにより、自律神経のバランスが整い自律神経失調症のために起こっていたさまざまな症状が軽くなります。


以前、海外の研究結果から乳がんの危険性が高いなどと一部のメディアで取りあげられ、不安になった方もいたのではないでしょうか。しかし、国際閉経学会などの専門機関が再解析したところ、ホルモン補充療法(HRT)におけるリスクは見直され、更年期の女性にとっては、よりメリットの多い治療として再評価されはじめています。



2016-03-27_191658漢方治療

ホルモン補充療法(HRT)に比べると効果の現れ方は穏やかですし、骨粗鬆症や皮膚粘膜の萎縮などに対する効果はまだ明らかではありません。


漢方はある決まった症状に効くというより、全身の「血液」「水分」「気」の「巡り」を良くして、バランスを整えることで不調を改善します。ホルモン補充療法(HRT)ができない人はもちろん、ホルモン補充療法(HRT)と漢方を併用することも可能です。


2016-03-27_191658カウンセリング

更年期の時期の精神的な症状は、女性ホルモンの急激な低下を背景とし、その人の抱えているストレスやご本人の気質が複雑に絡み合って不調として現れます。不安やうつ状態、不眠など、精神的症状が強い場合や、心理的な問題から症状が悪化している場合は、心のケアを行います。


2016-03-27_191658プラセンタ注射

プラセンタとは、胎盤からの抽出液を薬にしたもので、もともとは肝機能障害の方の肝臓細胞の再生や、更年期障害の治療、母乳分泌を増やすことなどを目的に保険適応薬として利用されていたものです。最近ではそうした利用法よりも美肌効果や疲労回復効果を目的として自費で投与される方もいます。


プラセンタ注射には、ラエンネックとメルスモンという2種類がありますが、40代以降の更年期の方にはメルスモンを使用することが多いようです。メルスモンは衰えていた卵巣の働きを助け、ホルモンバランスを整えます。血行促進、造血、疲労回復などの働きが複合的に作用して、更年期障害の症状を緩和していきます。